1781年に見つけられた比較的新しい惑星の天王星。これまでに天王星に行った宇宙船は探査機ボイジャー2号 だけとされています。また、天王星は横だおしになったまま自転するという、おもしろいとくちょうを持っているんですよ。天王星には、まだ多くの ナゾがかくされていそうですね。
天王星ってどんな惑星?
天王星のとくちょう

天王星は、7番目に太陽から近い惑星です。はじめて望遠鏡をつかって観測された惑星としても知られています。
天王星は、ほかの惑星のなかで3番目に大きく、木星や土星と同じガス惑星なんです。成分の多くは水素、のこりはヘリウムとメタンになっています。 それから内部には、水とメタン、アンモニアの氷があって、中心には岩石の核があると言われています。メタンの雲が赤い光を吸収してしまうので、天王星は青く見えるんだそうですよ。
また、一番ちゅうもくしたいのは、天王星は横だおしになったままで、自転するということ。おもしろいですね。でも、なぜこんなことになったのでしょう?
それは、天王星ができたての時に、ものすごく大きな天体とぶつかって、たおれたと 考えられています。
天王星の名前と天王星を発見した人
天王星は、むかしから何回も観測されてはいましたが、惑星だということは知られていませんでした。もっとも古い観測の記録は1690年のイギリスの天文学者ジョン・フラムスティードによるものです。そのあと、1781年に、同じくイギリスの天文学者 ウィリアム・ハーシェルが発見し、天王星が動く惑星であることを確認しました。
さいしょ、ハーシェルはいろいろ手助けしてくれたイギリス国王ジョージ3世 にちなみ、この惑星をジョージの星と名づけました。名前にかんするさまざまなアイディアがでましたが、さいごにはドイツの天文学者ヨハン・ボーデが考えた ウラヌス(天王星)に決まりました。
天王星のデータ
- 天王星の半径(はんけい):2万5559km
- 天王星の質量(しつりょう):地球(ちきゅう)を1として、14.54
- 天王星の表面温度:−180度
- 天王星の気圧(きあつ):0.1気圧くらい
- 太陽からの距離(きょり):28億(おく)750万km
- 天王星の公転周期(こうてんしゅうき):84年
- 天王星の自転周期(じてんしゅうき):17時間14分
- 天王星の衛星(えいせい):27コ(2005年の時点で)
- 天王星の環(わ):11本のうち9本は地球からの観測で、もう2本は探査機(たんさき)ボイジャーによって発見されました。
天王星の見つけかたって?
天王星は6等星の明るさで場所がわかっていれば、双眼鏡をつかって簡単に見つけることができますよ。望遠鏡から天王星をのぞくと、小さな円盤状に見えます。
9月から10月にかけては天王星や海王星が見えやすい時期です。で きるだけ、よく晴れて、しかも月が出ていない夜を待ちましょう。
天王星だと確認するには何日かつづけて、ながめることをおすすめします。本当 に天王星なら、太陽など自分からは、ほとんど動かない星の間をゆっくり移動するはずですよ。
天王星にまつわる神話って?
空の神さま・ウラヌス
ギリシャ神話に出てくるウラヌスは天空の神で、さいしょの世界の支配者とされています。
大地の神ガイアの息子であり、夫 でもあります。ウラヌスはゼウスの父クロノスの、その父にあたります。また水がめ座の守護星とも言われます。
天王星の探査機「ボイジャー2号」ってどんなもの?
1986年に天王星探査機ボイジャー2号によって、はじめてくわしい観測がおこなわれました。1977年にうち上げられた探査機ボイジャー2 号は、1986年の1月に天王星の一番ちかくにたどり着きました。このとき、天王星に磁場があることが確認されて、天王星の磁場の中心は惑星の中 心から大幅にズレていて、60度自転軸からかたむいていることがわかったのです。